2025年5月3日(土) 宝生能楽堂 紫雲会春季大会
真っ白な装束で、優雅な舞「鷺乱(さぎみだれ)」が見どころ。
本川 交さん(国際ソロプチミスト東京-小金井会長)が、5月3日宝生能楽堂(JR水道橋)で開催される、金井章師23回忌追善 紫雲会春季大会において、能 「鷺」にシテ(主役)で出演されます。
「鷺」のツレの皇帝(王)は、ご主人の本川藤尚氏が演じます
日本が世界に誇る舞台芸術である能 ユネスコの無形文化遺産である能 日本版のミュージカルである能
5月3日(土)は、是非宝生流能楽堂へお出かけください。出演時間は、午後2時ころ。入場無料

鷺 扇

宝生能楽堂
能 「鷺」あらすじ
京の都の神泉苑に御幸をした延喜帝(醍醐天皇)が、池の洲崎(ほとり)で一羽の白鷺を見つけて、捕えるように臣下の蔵人に命じます、蔵人は岩陰からそっと捕まえようとしますが、鷺は飛び立ち逃げてしまいます、天皇に仕える蔵人が、勅諚 (天皇の命令)であると鷺に呼びかかえると、鷺は元の場所に飛び戻ってきました。
感心した天皇が、鷺と蔵人に五位の爵位を授けられました。鷺は喜びの舞を優雅に舞うと、皇帝は大変お喜びになり、鷺を放つように命ぜられます。すると鷺は嬉しそうに飛び上がりどこへともなく飛び去って行きました。(「紫雲会春季大会のご案内」から)
「鷺」解説
「鷺」は曲目自体は短く物語も至って単純ですが、登場人物も多数で、大習、重習の大曲です。「鷺」のシテは歴史的に元服前の少年か古希を過ぎた人のみが許されています。
子供と老人に限られるのは、無垢な少年か悟りを開いた老人かという、人間離れした神の領域に近いからだ、と言われています。通常シテは直面で舞いますが、特別に対象外の年齢の大人がシテを演じる場合は、面(延命冠者など)を付けることを課されます。
鳥なので、シテの言葉はほとんどなく、舞が主体になります。
特殊な型を含む「鷺乱(さぎみだれ)」が舞われ、舞い遊ぶ鷺の優雅な美しさを表すことで大きなみどころになっています。
鷺を現す鷺冠も、装束もすべて白が基調となります。(「紫雲会春季大会のご案内」から)
番 組
プロフィール
- 本川 交 氏
国際ソロプチミスト東京-小金井会長、小金井市社会福祉協議会理事
- 本川藤尚 氏
公益社団法人宝生会理事、宝生流教授嘱託会理事長、紫雲会会長、三田宝生会会長、小金井謡のつどい「(宝生流)花謡会」代表

宝生能楽堂