今回ご紹介する日本舞踊の小道具はこちら
なんという名前かご存じですか?
こちらは、「振り鼓(ふりつづみ)」または「鈴太鼓」と呼びます。
私は振り鼓派ですね。
打楽器のタンバリンに似ているかも・・です。
木製の丸い同の中に数個の鈴が入っています。タンバリンは丸面を手で打ち鳴らしますが、振り鼓はそれぞれを両手に持ち、二つを打ち合わせてパンパンと音を出します。また、小刻みに振ることで鈴の音を鳴らします。(こちらはタンバリンと同じですね)
主に女方(おんながた)の踊りに用いられ,「京鹿子娘道成寺」や「鏡獅子」に出てくる胡蝶(蝶の精)で見ることが出来ます。
特に振り鼓の場面はストーリー展開はなく・・小道具や衣装の変化と共に華やかさを見せる踊りになっています。
芸和楽のワークショップでも皆さんに振り鼓を体験して頂きました。
まずは、両手に持って体の前に差し出してみまーす。
続いて、床に座り振り鼓の側面を床に打ち下ろしてトントントン♪
次に、二人で向き合って、お互いの振り鼓を打ち合わせます。
手遊びの「夏も近づく八十八夜トントン♪」を振り鼓を用いてやる感じです。
舞台で衣装を着けて使われる場合はこのような感じです。
これは「連獅子」という演目の中間に出てくる「胡蝶」の場面です。
赤いお着物を着て可愛らしいですよね。
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