「マンガという文化」 描きながら考えること
9月2日(土)午後7時 宮地楽器ホール 入場無料
かわぐちかいじさん
- 小金井在住 日本を代表する漫画家
- かわぐちかいじさんは、広島県尾道市のご出身で、現在小金井市貫井南町にお住まいです。
- 明治大学在学中の1968年に「ヤングコミック」に掲載された「夜が明けたら」でマンガ界にデビューされ、その後数々の注目作品を発表し、この間多数のマンガ賞を受賞されておられます。
- 代表作には「沈黙の艦隊」、「ジパング」、「太陽の黙示録」、「空母いぶき」などがあり、いずれも壮大な舞台で男達が活躍する大河ストーリーを得意とされておられます。
沈黙の艦隊 映画化 9月29日劇場公開
かわぐちかいじさん原作の「沈黙の艦隊」は、大沢たかお、玉木宏、上戸彩 江口洋介 橋爪 功 ほか出演で、9月29日から東宝系全国劇場で公開されます。
代表作の一つである「沈黙の艦隊」は、リアリティ、スケールの大きさ、国際情勢と日本のありかた等から大きな注目を集め、マンガ家「かわぐちかいじ」さんの名前を一躍全国に知らしめた作品と言われています。
「沈黙の艦隊」では、戦争の根絶と核兵器の廃絶に取り組んでおり、日本は・世界はどうあるべきかをマンガの登場人物の言動を通じて訴えているものと思います。
今世界は、ロシアのウクライナ侵攻と核使用あり得るの発言、世界各地での紛争ぼっ発、安全保障と経済の問題、と多くの問題と不安を抱え混迷していますが、一向に解決の糸口が見えていません。 「沈黙の艦隊」に対する関心が高いのは、今もなお色あせない鋭い時代感覚と安全保障に対する関心が日本で、世界で共通の課題として高まってきていることが背景にあるのではないかと思います。
国会でも話題に
「沈黙の艦隊」は、時の国会の内閣委員会で、「今青少年に大変広く読まれている。読者は10歳台から30歳代、女性のファンも多い。ーーー」として国の防衛問題、安全保障問題の討議の中で取り上げられ、国会でも話題になりました。
講演会では
講演会では、かわぐちさんが、マンガとは、マンガの描き方からはじまり、マンガを通じての思い、考えていることなどを、お話していただけるものと思います。
「沈黙の艦隊」映画製作記者会見
かわぐちさん 「映画化は、なんと無謀だ。テーマとスケールから絶対できないと思っていた。今は、爽快な気分だ。期待し、 わくわくして楽しみにしている。」
大沢たかおさん、(主演)
「沈黙の艦隊はすごい話と知っていた。しかし、スケールから映画化・映像化は不可能だと言われてきた。今やらねばと信じ、挑戦し実現にこぎつけた。ファンの皆様、そして知らない人に是非見ていただきたい。」
出演者 大沢たかお、玉木宏、上戸彩 江口洋介 橋爪 功 ほか出演
プロフィール
- かわぐち かいじ(本名:川口 開治、1948年7月27日 – )は、マンガ家。
- 広島県尾道市出身。明治大学文学部日本文学科卒業。小金井市貫井南町在住。
- 在学中に「ヤングコミック」で「夜が明けたら」でデビュー
- 代表作は、「沈黙の艦隊」、「ジパング」、「太陽の黙示録」、「空母いぶき」など。 1990年代以降、壮大な舞台で男達が活躍する大河ストーリーを得意としている。
- 「小金井春の能」の能楽師の川口晃平(観世流能楽師)さんはは息子。
- 『沈黙の艦隊』(ちんもくのかんたい)は、1988年から1996年まで連載。1990年に第14回講談社漫画賞一般部門を受賞。現在累計発行部数は3200万部を突破している。アニメ・ラジオドラマ化もされている。
- 潜水艦戦を描いた戦記物に、核戦争や国際政治等の問題提起を絡ませ、各方面から注目を集めた。
- 「空母いぶき」は、映画化2019年 西島秀俊・佐々木蔵之介
- 受賞歴
- 1987年 第11回講談社漫画賞- 『アクター』
- 1990年 第14回講談社漫画賞 – 『沈黙の艦隊』
- 2002年 第26回講談社漫画賞 – 『ジパング』
- 2005年 第51回小学館漫画賞- 『太陽の黙示録』
- 2006年 第10回文化庁メディア芸術祭マンガ部門大賞 – 『太陽の黙示録』
- 2017年 第62回小学館漫画賞 – 『空母いぶき』
- 2019年小林和作賞